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本当にリタイアが必要な層とは
2023/10/05(Thu)
だれでもそうですが、将来自分が生きていく為にはお金の準備が必要です。
いくら必要か?
老後2000万円問題が今でも話題にあがりますが、それは自分が90歳まで生きるという前提の元にはじき出された数字です。

そうです。
“90歳寿命だったら”の話です。

この寿命についてですが、人口動態調査による衝撃的なデータがあります。
何が衝撃的かというと“未婚男性”の死亡年齢中央値です。

これがなんと67歳

つまり、未婚男性の半数は67歳までに死亡するということです。
※未婚男性というのは生涯一度も結婚をしていない男性を指していて離婚した人、死別した人は含まれません

67歳以降も生存する人が半数いるわけなので、老後に向けてお金の準備が必要なことに変わりはないのですが、未婚男性以外の層と比べてここまで大きな寿命年齢差があると2000万円の必要資金など全体の平均は意味をなさなくなります。

そしてこのことはお金の話だけではなく、その人の生き方まで変わってくるほどの事の重大さであるはずです。

そうです。中央値が67歳なのに65歳まで働くのか?ってことです。
いやいや、この層こそ早期リタイアを考えた方が良いのかもしれません。年金受給の前倒しも必要になるでしょう。

今、早期リタイアを希望していて、なおかつ生涯結婚するつもりはないという決意をしている人はその点も頭の片隅に入れて計画をしておくといいかもしれません。

ちなみに未婚男性の死亡原因としては腎不全、高血圧、糖尿病など生活習慣による病気であることが多いそうです。
ジャンクフードを食べ続ける、飲酒量が度を超えるなど食生活に偏りがある、そしてそのことを注意してくれる人がいない…ということでしょうか。。わたしも独身時代そうだったので想像するに難くないです。

しかし、このあたりを気を付ければ未婚男性以外の層と変わらなくなると思いますので、このブログを見ていただいた方には是非食生活には気を付けてもらって一緒にリタイア生活を楽しみたいと思います。



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自分へのアドバイス
2023/05/23(Tue)
リタイア4年目の独り言的な内容ですが、お付き合いください。

皆さんは最近の猿之助の報道を見てどう感じましたか?

彼の最近の芸能活動での活躍をみるかぎり、歌舞伎役者、俳優と売れっ子で人生順風満帆そうに僕には映りました。
しかし実は本人は深い悩みを抱えていたということがわかりました。

例外中の例外のように思えますが、このようなことは過去にもありました。元プロ野球選手の清原和博氏や音楽家の槇原敬之氏もそうです。端から見れば、才能があり超売れっ子で悩みなんて何もないのでは…?と思ってしまいがちですが、実はそんなことはなく良くないものに手を出してしまいます。
こういう報道を見るたびに、人間てややこしい生き物で単純に幸福を感じられないものだと感じます。

では自分はどうか?
そのような売れっ子たちの比にはならないのですが、自分は自分なりに長年の悲願だった早期リタイアを実現しています。
5年前の自分からみれば、今の僕はキラキラした生活を送っているように見えるはずです。ではいま現在、そのキラキラした生活を過ごせているかというと…
キラくらいです。

仕事でのストレスはゼロになって、働いていた時に描いていた理想の生活に大きく近づいたはずなのに、その生活が慣れて当たり前になったからか、それとも新たな不満が生まれてきたのかで満足しきれていない自分がいます。

リタイア済みの皆様、そんなことはありませんか?

自分はこのように満足しきれていないことを自覚しているので、もっともっと満足度を高めていくためにしていることがあります。
それは何かというと “自分に対してアドバイスをする” です。
何か変なことを言っているなあと自分でも思うのですが、満足度を高めるために毎日見るスマホのメモに書き留めてあることがあります。

その内容はと言うと、
①もう少し(自分の好きなことをして)遊んでいこう、人生はもっと自由だ
②毎週1万円ずつ遣って10年で520万円
③好きなことだけを積極的にして、あとはのんびり行け
④行動のスピードを上げていこう

あらためてスマホのメモを整理すると①~④のことが書き留めてありました。
つまり、人生をもっと楽しむために自分に対して行動の変化を促す内容を書いたわけです。
昔、受験生が部屋に「第一志望校合格!」と書いた紙を部屋に貼っていたような感じで、自分を鼓舞するというか、自分の中にある不要なネガティブさを戒める感じですね。

①~④をそれぞれ解説します。

①もう少し(自分の好きなことをして)遊んでいこう、人生はもっと自由だ
リタイア直後に新しいチャレンジとして登山を始めたのですが、それでもたっぷりとある時間を生かしきれていない自覚がありました。昨年にはキャンプ、今年から料理と趣味が増えてきたので、これは改善傾向ではあるのですが、もっと未知の楽しさを発掘したいと考えています。

②毎週1万円ずつ遣って10年で520万円
これはもろにお金の話。リタイア前は、リタイアしたらやりたいことにはもっとお金を遣って楽しもうと考えていましたが、4年目の今リタイアする前と比べて楽しみに遣うお金が増えるどころかむしろ減っています。
そこまで経済的に困ってないので我慢する必要はないのですが、貧乏性が治らないという感じですね。

あと昔からお金を遣わない生活をしてきたので、どれくらい遣えばどれくらいお金が減っていくかが感覚としてあまりわかっていないというのがあります。わからないことは怖い。これはある意味正常だとも思いますが。。

例えばの話ですが、自分が自由に遣う金額として今の生活費+週1万円とします。毎週1万円を遣いきっていくとすると1年で52万円(1年は52週)かかります。僕がこれから10年間、毎週1万円を消費すると520万円です。今の生活費にプラスして毎週1万円上乗せしても520万円ですよ。これって意外と少ない金額と思いません?
週1万円で満足できるか?という意見もあるかとは思いますが、自分は消費初心者なので週に1万円余分に遣えれば十分満足できると思いますw

現在52歳でここからの10年は健康で過ごせるであろう貴重な10年なので、これくらいの支出はむしろかけていくべきだとの認識でいます。週に2万でも3万でも大丈夫ですかね。

③好きなことだけを積極的にして、あとはのんびり行け
これはオフオンの話。僕と同年齢の人の多くはまだ勤め人なので休日か仕事が終わった夜くらいしか自由時間がないはずです。しかし自分は幸運にもほとんどが自由時間。好きなことだけやれる環境が整っています。
せっかくこの環境があるのに自分が好きなことを積極的にしないなんてもったいない。リタイアした後も好きではないことをすることもありますが、それはのんびり(テキトーに)やれば良し。積極的にいくべきこととのんびりいくことを区別していけということです。

④行動のスピードを上げていこう
これは時間の話。リタイアした自分には潤沢な自由時間がありますが、それは無限ではありません。“時は金なり”とはその通りで時間というのは取り返すことができない大事なもの。やりたいことは前倒しでもいいので早めに楽しんでいくべきという考え方です。
僕は3年半前にリタイアしましたが、リタイアした直後に新型コロナが発生してかなり行動を制限されてしまいました。そんな予測できない不幸が今後いつ起きるかわかりません。やりたいことを先延ばしにするなということです。

こんな感じで自分が不足している点に気付いたら、すぐにスマホにメモをして取り組んでいます。



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早期リタイアをして3年がたちました
2022/11/17(Thu)
早期リタイアして実質3年がたって4年目に入りました。
“今もリタイア生活が続けられている”という意味では失敗していないと考えていいと思います。

しかし、この3年間て結構大きな出来事が集中して起きた期間なんですよね。
そう。疫病、戦争、インフレが立て続けにきた期間です。自分は今まで51年生きてきましたが、ほとんど身近に経験してこなかったことがこの3年で集中して起きたことになります。なかなかなタイミングでリタイアしたことになりますねw

過去にこのブログでリタイア生活の継続を脅かす要素として“戦争とハイパーインフレ”と書いているのですが、今になってそれに近いことが実際に起きています。
戦争といっても日本が直接ドンパチやっているわけではないし、インフレになりつつもハイパーインフレではないことを考えると大丈夫な感じがしますが、いろんな意味で平時ではないと言えると思います。

リタイアする前はホントに一生働かない生活を続けることができるのかという心配が頭の中にありましたが、こんな激動な時代にあっても問題なく続けることができています。
金銭面について言えば、3年前のリタイア時の金融資産よりも現在の方が多いほどです(今年、車を買ったにもかかわらず)。
何事も初めて踏み出すことっていうのは心配や不安が付きものなのですが、いざ踏み出してみると大丈夫なことが多いのではないでしょうか?今早期リタイアを検討してみえる皆さんもお金の心配はほどほどでいいのではないでしょうか?

ここで大事なこと。
このようなネガティブな出来事が連続しているにもかかわらず、楽しいリタイア生活を続けられているのは自分自身の健康があってこそです。この健康を失うことがやはり一番大きいです。
自分も先日、最近受けた健康診断の結果が届きました。今まで要精密検査になったことはなかったのですが、今回は大腸がんの検査で要精密検査とでました(便潜血)。
便潜血は歯磨き時の出血でも陽性が出るそうなので、あまり心配はしていないのですが、大腸がんの症状を調べてみると血便、貧血、体重減少、便の異常・・・とあって、自分の場合ほぼ全部当てはまっています。

いやーな感じですね。。

ただ痩せてもこれと同じ症状がでます。つまり、病気で出る症状と痩せて出る症状が一致しているので病気ではなく単に痩せたからなんだといい方に理解をしています。

その体型はと言えば身長175.7cm、体重54.6kg、BMI17.7という痩せ型が続いています。最初はリタイア後の食生活の変化などで体重が減少していくのを面白がっていたのですが今後は注意をしていきたいです。

そして近日中に大腸カメラを入れて検査をするのですが、もしここで悪いものが見つかったら楽しいリタイア生活そのものをひっくり返す可能性があります。
金銭面など他が順調ですべてうまくいっていたとしても一発でアウトなのです。リタイア生活を目指す皆さんもお金の事と同じくらい健康に気を配ることをおすすめします。


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年金の繰上げ・繰下げの議論について
2022/04/09(Sat)
このテーマについてメディアなどで、おもしろおかしく議論されていますね。

1か月繰下げ(上げ)たら何%増える(減る)という仕組みのもと、何歳まで生きたら得をするかの議論になるのですが、“得をするか損をするか”はあくまで見通しであって、実際には自分が亡くなってからでないと どれくらい得をしたか損をしたかの結果は出ません。

亡くなった後でしか確定しないような損得のタイミングを探るよりも、もっと大事にすべきものがあるのではないでしょうか?

それを考えるために、基本の5年繰下げの70歳スタートの場合をみてみたいと思います。

70歳スタートを選択した場合は、当然70歳にならないともらえないわけですが、仮にその人が69歳で亡くなったとします。

この場合は、早くから年金を受け取った場合と比べて当然金銭的に損をすることになります。

しかし、その人にとっては70歳になるまでは年金なしでも手持ちの資金で生活ができるという計算のもと70歳スタートを決めたわけなので、特に問題はないわけです。なぜなら、その人の生活が破綻したわけではないからです。

また、結果的に年金をもらえなかったわけですが、70歳以降は割増しでもらえて思い通りの人生を送れるという未来予想図がその人の中にずっとあったわけです。
いわば安心感に包まれた幸せな人生を送っている途中で亡くなっただけ。

これは金銭面では損をしたかもしれませんが、不幸なことではないと思います。
大事なのは得をしたかどうかではなく幸せな人生を送っていたかどうかですから。

逆に繰上げ受給など、早くからもらってしまうパターンはどうでしょうか。

これは、早死にによるもらえないリスクを一定程度回避することはできますが、長生きをすればするほど低収入での生活が長く続くこととなり、将来に向けての安心感という点では繰下げに比べて劣ることになります。

考え方は人それぞれなのでいいのですが、自分はよほど生活に困窮していなければ繰上げはないかなと思います。

自分は “年金で得られるお金”というそもそも確実でないものよりも、安心感という自分にとって確実なものを手に入れておく方が良いと考えています。



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FIRE実現のためには思い込みも大事
2021/08/27(Fri)
相変わらず家に閉じこもっているのでYouTubeをよく見ています。
先日、YouTubeでひろゆきがセミリタイアしている読者の質問に対して回答をしていました。その内容はこんな感じです。

質問者:58歳、ひとり暮らし、セミリタイア済、資産8000万円、現在年収200~300万円(年間生活費も同じ)、持ち家、借金なし、年金月額13万円予定

質問:このまま人生逃げ切れるか?

ひろゆきの回答:逃げ切れるし、逃げ切ったと思い込んだ方が人生楽しいのでそうした方が良い


わたしはひろゆきのファンというわけではないのですが、この質問に対する回答には強く賛同しました。
この質問者に対して「逃げ切れる」と回答したことに賛同ということではなくて「逃げ切ったと思い込んだ方が人生楽しい」という回答に対しての賛同です。

質問者の経済的な状況を見ると、余裕で逃げ切れるというのは簡単にわかると思います。ここで大事なポイントはこの質問者に対して経済的なことではなく心の問題をアドバイスしたことにあります。

多くの人はFIREを実現するために3000万円だったり5000万円だったり、お金を貯めることに打ち込みます。その金額というのは将来の生活に必要な金額であることが第一なのですが、それと同時に自分の中の“経済的に破綻してしまうかもしれないという漠然とした不安”を覆い尽くせるだけの金額でもあると思います。

ただ、この「将来の生活に必要な金額」と「不安を覆い尽くすために必要な金額」というのは必ずしもイコールではないと思います。
多くの場合、後者の方が大きい金額になりがちです。経済的にはクリアしたけど、気持ち的に心配だからまだFIREは無理といった理屈ですね。これは多少ならいいのですが、後者が前者に比べて大きくなりすぎることは合理的でないと感じます。

特に心配性な人ほどリスクを過大に見積もってしまい、結果として誤った判断に至ることがあると思います。これはコロナワクチンの接種を拒否している人にも通じるような。。
95%大丈夫だと思うけど100%でないと安心できないなんて考えていると、その100%は永遠に来ません。というか自分の定年の方が先に来てしまいます。
ひろゆきの言うように、思い込みというのは結構大事だと感じます。


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