本当に不自由な事とは
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2019/03/25(Mon)
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わたしは結婚しているので妻がいます。
既婚リタイアラーなら誰もがクリアしなければならないであろう早期リタイアについての妻の反応について書きます。 わたしの早期リタイアについては、ずっと前から言い続けていることもあって妻は反対はしていません。ずっと前から計画してきたことで、今後の生活にも不安がないのであれば まぁしょうがないかな といった感じです。 これについては有難い話なのですが、リタイアプランでひとつ反対をしていることがあります。 それは、わたしがリタイア時に車を手放す予定でいることです。 地方暮らしで二人とも仕事をしているということもあり、現在わが家ではわたしと妻がそれぞれ車を所有しています。 早期リタイアの話をするたびに、仕事をしなくなったら、わたしの車は必要ないこと(費用面を含め)をずっと前から訴えてきたのですが、これだけはなかなか理解してもらえません。 リタイアには反対していないのに車を手放すことに反対しているのです。これって珍しくないですか?w 妻の反対の理由としては「こんな田舎で車がなかったら不自由」といったもの。 たしかに住んでいる所が都会か田舎かと言われれば田舎なのですが、お買い物など日常生活は徒歩圏内で可能ですし、片道5km程度なら自転車で行き来できます。また、自宅からの鉄道最寄駅は徒歩12分ほどで十分歩いて行けるレベルであって、わたしにとってはこんなことは不自由でも何でもありません。 わたしは不自由ではないと言うのに、妻は不自由と言う。世間一般の考え方はきっと妻寄りなのでしょうね。 そう、行動の自由を確保する という大義名分です。 たしかに車があれば、ドアtoドアの移動が短時間で可能になる場合もあるでしょう。 しかし、物事を一方から見てはいけません。車を持つことによる陰の部分を見るべき。 車は初期購入費用を除いた維持費だけでも、中級の普通車で年間20万円ほどかかります。この20万円をまかなうために当然その分多く働かないといけなくなります。時給1000円の仕事なら200時間の労働が必要。 200時間!一日8時間フルで働いたとして25日分ですよ。 車を持つことで行動の自由を確保することと引き換えに、この25日分の行動の不自由を受け入れるのか? これを真剣にジャッジする必要があると思います。 これこそ価値観によるのでしょうけど、わたしとしては、ドアtoドアの快適さよりも年間25日分の行動の自由を選択します。 このように意外なところで最終調整が難航していますが、一般人の頭を解きほぐして本当に無駄のない家計に導くのが真の既婚リタイアラーの姿。諦めずに妻が心変わりをするようプレゼンを続けたいと考えています。 本当のところは、旦那が会社を辞めた瞬間に車さえ持ち続けることができなくなるという惨めさ、つまり世間体を気にしているということが本音かもしれませんけどね。。 |
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医療保険の必要性について
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2019/03/11(Mon)
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ありがちなタイトルになってしまいましたが、今日は人に関わる保険のお話しをちょっと。
医療保険や死亡保険に加入している世帯の割合は90%近くとのことです。ハイ、ほとんどの人が入っている状況です。 リタイアラーの皆様だけで統計をとったら、この割合はグッと下がるのではないでしょうか? さて、最近あったわたしの妻の保険についてのことを書きます。 わたしの妻はというと、ずっと前から養老保険というものに加入していました。 養老保険って知ってますか? わたしも ちんぷんかんぷんだったのですが、ざっくり言うと、『郵便局に貯金のように一定額を預けたら利息が付かない代わりに、その預けている期間に入院などをしたら、その費用を保障してもらえる』というものです。 この度、その養老保険の更新時期がきたので妻が更新をしようとしたら、郵便局から更新不可という連絡があったのです。 なぜか? そう、加入条件を満たさなかったからです。 妻は5年ほど前に病気で手術をし、1週間ほど入院をしたのです。その後は元通り病気をすることもなく、元気に過ごしているのですが、月に1回薬を処方してもらっています。薬と言ってもドラッグストアにあるような漢方薬を飲んでいるだけ。しかし、どうもそれが更新の審査に引っ掛かったらしく、今回契約更新不可となりました。 今は健康に不安がある人でも加入できる民間の医療保険が多くでていますが、当然のことながらその料金は割高です。保険会社のパンフレットを見ると、健康な人が加入する保険と比べて2倍くらいの費用がかかります。お安いものでも医療保険だけで月に4千円くらい。ものによっては月1万円とかも。。 妻から相談があったので、もちろん妻には 保険なんて入らなくていい と言っておきました。 医療保険だけで年間5万円の保険料とかホント意味不明。 もし今、大きな病気で高額療養費制度にタッチするような支払いになっても月の出費は8万円少々です。 その8万円を取り戻すために年に5万円ずつ払い続けるなんて、このナンセンスさといったらもう。。 さらに我が家の場合は、わたしがそのうちリタイアをしますので、所得は激減。というかほぼゼロ。 住民税非課税者は高額療養費制度の自己負担限度額は3万5千円程度まで下がります。 3万5千円のために5万円払うとか、もっと意味がわからない状態になります。 この「保険」に入る経済合理性が見当たらなくなるというのも、早期リタイア者の大きなメリットのはず。固定費削減の実現といった形で貢献しますね。 まあ、リタイアのなせる力は使えるだけ使わないともったいない。 保険会社も加入者も結局、安心という名のカネが目当てなのですが、それはあらかじめ準備しておくことで必要なくなるものである、ということを理解すべきです。 この世の中、収入が多い人には厳しい取り立てがありますが、(金融資産が多くても)収入が少ない人には生きやすい世の中になっています。 みんなが入っているから自分も という思考停止に陥ることは避けたいものです。 |
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人生を楽しむために必要なもの
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2019/03/01(Fri)
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3月に入りましたね。
わたしは特に新生活が始まるわけではありませんが、今日は人生を楽しむために必要なものについての考え方を整理したいと思います。 誰でも楽しい人生がいいか?楽しくない人生がいいか?と聞かれたら、楽しい人生の方がいいと言うに決まっています。 では実際はどうか? 傍目からの判断になりますが、「この人、楽しくないだろうなぁ」と見えてしまう人って結構いませんか? ボロ雑巾のようにクタクタになって働いて、目が死んでいるような人とか。。 将来良くなる希望があって、今はガマンの時と捉えてそうしているのならいいのですが(今の自分がそう)、良くなる希望がないのであれば、本当に人生楽しくないだろうなって思ってしまいます。 その将来の自分の人生について真剣に向かい合っている人って意外に少ない気がします。忙しい日々に流されてしまっているというか。。 しかし、流されている暇はありません。 寿命という時間的な制限がある中で、この世にある楽しいこと、面白いこと、ためになること、つまり自分がしたいと思う事全部を体験するなんて不可能。 たとえば旅行が好きとします。 国内や世界各国の名所をすべて見て回りたいという希望があっても、実際には時間的にも経済的にも不可能な人がほとんどでしょう。本を読むにしても映画や音楽を鑑賞するにしても、楽しいことは世に溢れていて、すべてを楽しみ尽くすのは不可能と思えます。 しかし!不可能だからといってその方向に向かうことさえしてないんじゃないか?って感じます。 それはもったいない。 というか、それでは生きてる意味がない。 一度しかない人生を目一杯充実させるためには、自分が楽しいと思える時間を最大化しなきゃいけないに決まってます。 その為に必要なものはお金と時間なのですが、気をつけないといけないことは、お金と時間のどちらかが大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしてはダメということ。 いくら時間があってもお金がなければ楽しくないだろうし、いくらお金があっても時間がなければ楽しめない。 このふたつのバランスをとりながら、時間貧乏にも本当の貧乏にもならないベストタイミングを探って楽しむことを実行することが大事。 人によってそのベストタイミングは違いますが、それこそがわたしのリタイア時期そのものであって、それは40代後半。必要なお金は年間300万円程度ということです。 たった一度の人生、後悔がないように生きたいと思います。 |
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