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年金はいつからもらう?
2020/09/28(Mon)
50歳を目前にすると、年金の話題も少し身近というか興味が湧いてきますね。
ということで、今日は年金について考えてみます。

昨年、老後2000万円問題が持ち上がりましたね。
年金だけでは足りないから、それとは別に2000万円準備しとけっていうあれです。
ただ年金の額は人それぞれ違うわけで、その受給予定額をある程度つかんでおかないと、その2000万円が1000万円になったり3000万円になったりするわけです。

あのようなことを聞くと、多くの人は2000万円の蓄財はともかく、最低でも働いて増やせる厚生年金の額を上げなければと考える人が多いと思います。

では、サラリーマンとして働いて、具体的に将来もらえる年金の額がどれだけ増えるのでしょうか?
年金だけのために働いているわけではありませんが、今回は年金額の増減だけにしぼって計算してみました。
(自分なりの試算です。この記事の内容に間違いがあっても責任は持ちません)

年収500万円の人が1年間働いて増える厚生年金額は約2万7000円です。いま50歳の人があと10年同じ年収で働くと27万円の増額です。
10年働いて増額は27万円。

みなさんはこの数字をどう思いますか?
わたしとしては10年しゃかりきに働いても、たったこれだけかという印象です。

年金を増やす方法論としては長期間たくさん保険料を納めることの他にも手はあります。

その代表が年金の繰り下げ受給です。

これで年金受給総額を増やすにはそこそこ長生きすることが前提となりますが、仮に年に200万円年金をもらえる人が先ほどの27万円増額をするにはどれだけ繰り下げすれば良いか?

答えは約1年7ヵ月です。

受給スタートが1年7ヵ月遅れでもいいなら、10年間の労働分を取り戻せるということ。
効率重視のリタイアラーならこっちをとるんじゃない?

先日、年金特集のテレビ番組に出演していた社労士の先生が「わたしは年金を75歳から(繰り下げで)もらいたい」ということを言っていました。
数年後には75歳受給開始を選べるのですが、その場合の増額率はなんと84%!
65歳からもらう金額の2倍近くになります。

2倍近くというと「まじか?」となるのですが、わたしは今のところ68歳の受給開始を想定しています。まあそれは、60歳半ば頃に自分の健康状態と相談してから決めることになりますけどね。

ただ、わたしは70歳より遅くという選択肢は今のところありません。

なぜならカネは自分の人生を楽しむために使いたいから。
体が動かなくなって使い切れないカネをもらっても宝の持ち腐れでしかないという理由からです。

その考え方は人それぞれでいいのですが、自分らしく生きるために計画的に動いた方がいいかなと思います。




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