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リアル社会でFIRE済を伝えてはダメ
2021/11/01(Mon)
世間ではFIREがにわかに流行っているようですね。
定年まで仕事をすることが美徳と考える古い世代が減っていき、自分に素直に生きたいと考える若い層が増えてきたのは自然の流れのように感じます。自分も2年前に早期リタイアしてストレスも少なく生活しているので、毎日満員電車に揺られて通勤している人たちからすると羨ましく思うかもしれません。

ただネット社会では、どや顔でリタイアについて発信している自分も、リアル社会での居心地が良いことばかりではありません。SNSなどのネット社会でFIREを語るとキラキラした世界のように思えるかもしれませんが、リアル社会ではネットでの扱いと異なる点があるからです。

例えば、リアル社会で他人に自分という存在を知ってもらう機会ができた時、自己紹介のようなことをするわけですが、その時の肩書きは無職になります。
その人がどういう人かをみるためには、まず肩書きから入るのが普通ですから。
つまり、『50歳で無職=かわいそうな人』となります。一瞬相手が言葉を失うこともあるかもしれません。触れてはいけないことだった…となるわけです。

しかし、実際には働いてもいないのに普通の会社員と同じくらいの収入があって生活レベルも会社員時代と変わらないわけです。その一方でストレスはほぼなくなったわけなので、かわいそうどころかイイご身分なわけです。
このようにかわいそうな人扱いされるのは、気分は良くないのですがムキになって、そうじゃないと現状を説明してはいけません。

なぜならFIREとお金の話は切っても切り離せないからです。

なんだかんだ言ってもFIREできる人は控えめに言って小金持ち以上の層なので、他人に現状を伝えれば伝えるほど金持ちと言うことがバレてしまいます。
匿名のネット社会ではそれが許されるかもしれませんが、リアル社会で「自分は金持ちだ」なんてことを言ってしまえば、下手したら悪い輩に狙われることにもなります。
紀州のどんふぁんは生前に「自分にとって1億円なんて紙切れみたいなもんや」と公言してしまい、残念な結果になってしまいました。

周囲からかわいそうな人という扱われ方をされると、ちょっとイラっとすることもあるかもしれませんが、『FIRE=金持ち』なのでそっちの方に話をもっていかないようにすることが大事です。自分はそれを最低限の自主規制と認識し行動をしています。

とは言え、自分はかわいそうな自分を演じることが実はなかなか面白いと思っていたりするので、そこをエンタメとして楽しめると尚良いと思います。
では楽しいリタイア生活を。



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