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悩ましいリタイア時期
2015/06/27(Sat)
よく考えること・・それはリタイア時期(年齢)です。
この年齢の設定次第で必要な資産額が大きく変わってくるので関心をもたずにはいられません。
年齢と必要資産額の関係をみると年齢が進めば進むほど必要資産額は小さくなっていきます。
それは言うまでもなく人生の残り時間が少なくなっていっているので生涯生活費も少なくてすむということです。

このことから例えば45歳と50歳では必要資産額が比べ物にならないほど違うといっていいでしょう。

具体的にリタイアを考える段階に入ると5年どころか1年でもその重みを感じることになります。
例えばともに45歳で5千万円保有しているAさんとBさんがいるとします。
Aさんは45歳で早期退職。Bさんは1年後の46歳で早期退職するとします。
両者とも年間生活費を200万円と仮定すると46歳時点でのAさんの金融資産は4800万円。
Bさんは1年間の労働により200万円資産を上積みしたとして46歳時点で5200万円となります。
45歳時点では同額だったAさんとBさんは1年後に400万円もの差がつくことになります。退職金、年金受取りを含めるとさらに差がつくかもしれません。
こう考えると1年の重みはかなり大きいものであることがわかります。

しかしこれに惑わされすぎてはいけません。
お金を稼ぐことはできても時間は過ぎさればもう2度と戻ってくることはないのですから。
この減る一方の「人生の残り時間」と減ることにストップをかけることもできる「資産額」とのバランスを考えリタイア時期を決断すべきなのでしょう。
あらためてお金を貯めることが目的化しないように気を付けたいと思います。


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コメント
-  -
私もよく考えますが結局明快な答えはみつけられないので、ある程度で踏ん切りをつけていくしかないかなと思っています。
最短目標は50歳で4000万リタイアです。
2015/06/27 21:58  | URL | クロスパール #-[ 編集]
-  -
まさにそういう感覚でリタイアをどんどん先延ばししていました。
ただ、これ以上はもう我慢できん、というか、昨年の体調不良もあり、今リタイアしなければ必ず後悔する、という結論にいたりました。
資金的にはギリギリだと思いますが、自由な時間には変えられません。
また奥さんには収入があるので、それが多少安心材料になっています。
2015/06/27 23:16  | URL | 招き猫の右手 #-[ 編集]
- リタイアに踏み切れるか。 -
理屈は、その通りだと思います。
しかし、
1 定期的な収入が途絶える恐怖、不安。
2 社会との繋がりが途絶えることによる孤立感。
3 リタイアした後に、世界的な金融危機が勃発して金融資産が大幅に減る恐怖。
私の場合、こういう諸々の感情に耐えられるかというのが課題です。

サブプライムローン問題で金融資産を猛烈に減らした経験を持つ者としては3に対する恐怖は耐えがたいものがあります。
もし、サブプライムローン問題発生直前にセミリタイアしていたら、確実に経済的に困窮していたはずです。

この、自分ではコントロールできない3の恐怖を克服できないと、私はセミリタイアできそうにあたません。
2015/06/28 06:11  | URL | 見知らぬ男 #HuBhO90w[ 編集]
- Re: タイトルなし -
クロスパールさん

> 私もよく考えますが結局明快な答えはみつけられないので、ある程度で踏ん切りをつけていくしかないかなと思っています。
> 最短目標は50歳で4000万リタイアです。

はい、踏ん切りをつけるのは必要でしょうね。
リタイア後にまた働いてもいいんだしという軽いノリで退職できたらいいと思います。明るい未来がそこにあるのに悩んでたらなんかもったいないし。


2015/06/29 13:03  | URL | かぴばらM #-[ 編集]
- Re: タイトルなし -
招き猫の右手さん

> まさにそういう感覚でリタイアをどんどん先延ばししていました。
> ただ、これ以上はもう我慢できん、というか、昨年の体調不良もあり、今リタイアしなければ必ず後悔する、という結論にいたりました。
> 資金的にはギリギリだと思いますが、自由な時間には変えられません。
> また奥さんには収入があるので、それが多少安心材料になっています。

「今リタイアしなければ必ず後悔する」 そう思った時がリタイアのタイミングだと思います。
わたしの場合、今はまだ限界までいってないと認識していますが、もし限界に達したらその時点でリタイア。もし限界に達しなくてもある年齢に到達したらリタイアという感じで考えています。
2015/06/29 13:08  | URL | かぴばらM #-[ 編集]
- Re: リタイアに踏み切れるか。 -
見知らぬ男さん

> 理屈は、その通りだと思います。
> しかし、
> 1 定期的な収入が途絶える恐怖、不安。
> 2 社会との繋がりが途絶えることによる孤立感。
> 3 リタイアした後に、世界的な金融危機が勃発して金融資産が大幅に減る恐怖。
> 私の場合、こういう諸々の感情に耐えられるかというのが課題です。
>
> サブプライムローン問題で金融資産を猛烈に減らした経験を持つ者としては3に対する恐怖は耐えがたいものがあります。
> もし、サブプライムローン問題発生直前にセミリタイアしていたら、確実に経済的に困窮していたはずです。
>
> この、自分ではコントロールできない3の恐怖を克服できないと、私はセミリタイアできそうにあたません。

なにかしらリタイア後の心配事はあると思いますが、見知らぬ男さんの3つの課題に対してわたしの意見としてはこんな感じです。
1.についてはある程度計画的に資産を減らしていき寿命に向けソフトランディングするのが理想だと思っていますので、わずかな運用益を除いては定期的な収入が途絶えることに恐怖はありません。
2.については仕事場以外のコミュニティーもあると思っているのでこの孤立感も感じません。
3.の世界的な金融危機という未来予想ですが現実に勃発する可能性は高いと思います。この先何十年も起きないと考えるのは楽観的すぎるのではないかと思います。しかしそれにより金融資産が大幅に減ってしまうことがないようローリスクローリターンを運用の基本方針としています。
以上のことからリタイアを邪魔する問題はあまり存在しないと認識しています。
2015/06/29 13:38  | URL | かぴばらM #-[ 編集]
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