多数派から外れる不安について
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2015/09/12(Sat)
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貯蓄なしの世帯が全体の3割とか4割とかいう話題がでてくることがあります。
早期リタイアを目指す人にとってあの話題はかなり違和感を覚えるのではないでしょうか? 今日はちょっとその違和感の正体にせまってみたいと思います。 早期リタイアを目指しているみなさんはいついつまでに○○万円といった目標を持って取り組んでいる人が多いと思います。 そのために例えば年間に200万円とか300万円とか上積みを想定していると思います。 わたしたち節約家にとってはその200万円とか300万円という上積み額はいつもの生活を続けていれば達成できる数字。 その数字はあらかじめ見込めるものであり、上積みできたとしても特にスゴイことをしたという感覚はありません。 言ってみれば普通の感覚です。 また金融資産がゼロという人にとってはどうでしょうか? その人にとっては年間上積み額がゼロというのが普通なのです。1年前と比べて金融資産が増えなかったとしても特に失敗したという感覚はないでしょう。これもまたその人の普通の感覚です。 これほど両者の上積み額に差があってもそれぞれ本人にしてみれば普通の感覚なのです。 そしてこの「普通の感覚」は何か大きなきっかけがなければ変わることはないと思います。 ということなので上積みできる人は数年、数十年にもわたって金融資産が増え続ける。 上積みできない人は数十年後もゼロということになります。 当然長期間になればなるほど大きな差になるのは言うまでもありません。 この「普通の感覚」の違いが、この話題に違和感を覚える正体なのだと思いました。 わたしたち早期リタイアを目指すものはいざリタイア時期が近づいてくると、そこはかとない不安が押し寄せることがあるかもしれません。 それは一般人の生活と大きく違う生活をするという言わば多数派から外れることからくる不安なのでしょう。 しかしそもそもその多数派とは「普通の感覚」に大きな差があり、その結果経済的にも問題はないので今後その多数派と違う生活をすることによる不安を感じる必要はありません。 競馬でいうなら4コーナーをまわって20馬身くらい差をつけている状況です。 ここからは一生懸命走らなくてもまったく問題はないと考えています。 こんな感じで自分自身を鼓舞し、勇気づけています。 |
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コメント |
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若い時から節約と投資を続けると40代50代でえらい差になりますよね、昔の同期が未だに貯金も無しに働いている、みたいなのを聞くと、僕は早い段階で気付いてよかったなと思います。 競馬に例えるなら確かに20馬身くらい話しているし、 さらに言うなら、そこでもう気を抜いて、最後は数頭に差されて、3-4位フィニッシュくらいでもいいや、という気楽さです。 ようはビリになったり、悲惨な終わり方をしなければいい、という気持ちです。
2015/09/13 00:24 | URL | 招き猫の右手 #-[ 編集]
- http://hudousannokamisama.blog61.fc2.com/ -
0円の働いている人がお客さんで、0円の働いてない人が王様、貯まっている人は商人。 歩がと金になるようなもん、誰が得かは分りませんが中途半端な人が一番気の毒かなあ。 働いている間は報われないと言う事ですね。
- Re: タイトルなし -
招き猫の右手さん > 若い時から節約と投資を続けると40代50代でえらい差になりますよね、昔の同期が未だに貯金も無しに働いている、みたいなのを聞くと、僕は早い段階で気付いてよかったなと思います。 > > 競馬に例えるなら確かに20馬身くらい話しているし、 > さらに言うなら、そこでもう気を抜いて、最後は数頭に差されて、3-4位フィニッシュくらいでもいいや、という気楽さです。 > ようはビリになったり、悲惨な終わり方をしなければいい、という気持ちです。 自分でも知らず知らずのうちに大きな差になっているのに気付かされます。 そうなんですよー。記事に入れようかと思ったんですけど18頭立てで10着とか後ろの方でフィニッシュしても全然かまわないと思ってます。完走できたらいいかなって。
2015/09/13 23:49 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
- Re: http://hudousannokamisama.blog61.fc2.com/ -
たんちんさん > 0円の働いている人がお客さんで、0円の働いてない人が王様、貯まっている人は商人。 > 歩がと金になるようなもん、誰が得かは分りませんが中途半端な人が一番気の毒かなあ。 > > > 働いている間は報われないと言う事ですね。 すみません。ちょっと理解できませんでした。 できるだけ報われない期間を短くしたいですね。 でも不自由さを知って初めて自由のありがたさを感じると思うので、そう考えると20年あまりという労働の期間は適当なのかもしれません。
2015/09/13 23:56 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
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