サービス残業が人に及ぼす影響
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2016/10/21(Fri)
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電通の新入社員が月100時間ほどの時間外労働をして70時間しか残業代を申告していなかったという報道。
これを聞いてどう思われたでしょうか?世代によって感想に差が出たのではないでしょうか? 学生さんなどは「えー、それはダメでしょ。そんな会社続けられんわ」と思う人が多いかも? もしわたしの勤める会社の社員なら 「えー、そんなにつけていいの?この会社一生お世話になります!」って感じかと。 はい。学生さんとは真逆の感想です。 これは長年社会人をやって何かしら理由を付けたり、他人から付けられたりして長時間のサービス残業に慣れ切ってしまった結果だと思います。 人はそれが当たり前になるとそのことに疑問を感じなくなります。それどころかサービス残業をするのが当たり前の会社ではそれをしない人は変人となります。 このように徐々に毒されていき長時間のサービス残業をすることが「日常」となっていきます。 つまり時間の観念がない人の量産・・・・・これは仕事にとどまらず生き方にも影響を及ぼすほどの悪の元凶であり、わたしはこれが一番の問題だと考えます。 昨今、非正規社員の貧困、また正社員との格差の問題が取り上げられることが多くなっています。しかし正社員には程度の差はあれ、このような労働環境下に置かれることが多々あります。 この電通新入社員の事案は単に収入の格差だけでみる偏った見方を改めさせるきっかけとなってくれれば世の正社員の方が救われるのではないかと思います。 特定の会社叩きをするのではなく、日本でトップクラスの高給が保障されている会社の社員が命を絶つという本質的な問題に目を目を向けたらいかがでしょうか?マスコミの皆さん。 |
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コメント |
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サービス残業して当たり前・・・こういう価値観がはびこっていますよね。たぶん私たちが生きている間はなくならないんだと感じます。 時間をただで提供している=命を削っているということに意識改革してほしいものです。
2016/10/23 07:44 | URL | クロスパール #-[ 編集]
- Re: タイトルなし -
クロスパールさん > サービス残業して当たり前・・・こういう価値観がはびこっていますよね。たぶん私たちが生きている間はなくならないんだと感じます。 > > 時間をただで提供している=命を削っているということに意識改革してほしいものです。 わたしたちのように時間の観念を持ち続けられる人がいまや希少となっている感がありますよね。 「命を削っている」という言葉、心身ともにボロボロになっている時にわたしもよく使います。あまり使いたい言葉ではないのですが状況をよく表した言葉なんです。
2016/10/24 10:44 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
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電通はメディア支配をしているのでどこも批判はしづらいでしょうね。広告持ってきてくれなくなるしw サービス残業はほんと馬鹿馬鹿しいです、しないでさっさと帰る、そういう一人ひとりの心がけで変えるしかないです、法律なんていくら厳しく設定しても抜け道があるだけなんで。 また厳しくするほど雇用が減るというジレンマもあります。 正社員と非正社員なんですけど、もしや非正社員のほうが人生の待遇はいいのではと思っています。 残業なんかせず責任も軽い仕事で、気楽に働いて、給料はそこそこ、保証は実はそこそこあるという。 派遣で仕事探してるとほんとそう思います。こっちのほうがいいんじゃないかと。
- Re: タイトルなし -
招き猫の右手さん みんな帰りたいはずなのにまさに命を削ってやっていますね、やれやれ。 人手不足もあり非正規の求人条件はまだ上がるのではないでしょうか。責任の大小を含めトータルで判断することが大事ですね。
2016/10/27 23:32 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
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