100点満点しかダメという不器用さ
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2018/07/07(Sat)
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みんなそれぞれ人生の節目ではもちろん、普段の日常生活の些細なことでも、その都度自分にとって総合的に判断して一番良い選択をします。
人生の節目というのは一般的に進学、就職、結婚などです。 例えば大学進学について。 第一志望の大学に現役で入れれば、それは100点満点で問題ないでしょう。 しかし現在の学力では、その大学には入れそうにないという場合どうするか? 普通は1ランク下の大学に志望を変えるか、一年浪人してその大学を目指すかという選択に迫られると思います。 どちらをとっても100点満点の選択ではありません。 それは不本意な選択をしているからです。 それがその人にとって70点なのか60点なのかということで、点数の高い方をとる行動をすると思います。 仮に取りうる選択肢に30点、50点、70点の3つしかなければ70点の選択をするのは当然のこと。 就職、結婚、早期リタイアについてもそうです。 その都度、現実的な選択肢の中から自分にとって最良の選択をし続けるといことに変わりはありません。 その最良の選択があって今があります。だからもっと自分に自信を持てばいいと思います。 常に最良の選択をし続けて、それを積み重ねてきているわけなので人生という視点で見た時に大きく間違ってはいないはずです。 ただ、ここで気をつけるべきは周囲の雑音。 自分以外の人は“自分の総合的判断”はできません。つまり周囲の人は、事柄の一部について価値観を述べているだけです。 なのであまり参考にはならず耳を貸し過ぎる必要はありません。 先日のポーランド戦の後半30分以降の戦い方がわかりやすい例。 西野監督の頭の中には次の選択肢があったのではないでしょうか? ①逆転して勝って一次リーグ突破・・・100点、 ②引き分けに追いついて一次リーグ突破・・・90点 ③0-1負け(セネガル負け)で一次リーグ突破・・・60点 ④0-2負けで一次リーグ敗退・・・0点 この4つの選択肢の中でリスクを考えつつ、一番現実的で一次リーグ突破ができる確率が高いのが③だったと思います。 とにかく④だけは絶対に避けなければいけない状況の中で、③を選択して見事に思い描いた結果になった。指揮官としてまさに適格。 これは 個人の問題ではない と言われるかもしれませんが西野監督に託した以上、戦略にいちいちイチャモンをつけるべきではない。 愚直に100点満点を目指す人よりも上手に立ち回ることができる人が、結果的に要領がいいというか後悔しない生き方かと思います。. |
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コメント |
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こないだのポーランド戦については僕もツイッターでぶつくさ言いましたw まさにあの断簡、あの時点で最も可能性の高い戦略を取っただけで何の問題もありません。 サッカーの歴史に泥を塗ったとか、情けないとか言う人がいましたが、じゃあCL等のホームアンドアウェーのアウェーゴール通過とか、残留争いの他会場途中経過による戦略変更はどうなんだとか、ようは普段からサッカーではよくあることなのにあそこで騒いでいるのはおかしいわけです。 戦前は3戦全敗もやむなしのなかで西野さんはけっこうやりましたね。
2018/07/09 10:30 | URL | 招き猫の右手 #-[ 編集]
- Re: タイトルなし -
招き猫の右手さん > こないだのポーランド戦については僕もツイッターでぶつくさ言いましたw > まさにあの断簡、あの時点で最も可能性の高い戦略を取っただけで何の問題もありません。 > サッカーの歴史に泥を塗ったとか、情けないとか言う人がいましたが、じゃあCL等のホームアンドアウェーのアウェーゴール通過とか、残留争いの他会場途中経過による戦略変更はどうなんだとか、ようは普段からサッカーではよくあることなのにあそこで騒いでいるのはおかしいわけです。 > > 戦前は3戦全敗もやむなしのなかで西野さんはけっこうやりましたね。 評論家は評論だけしてればいいんですが、責任を負う者は評論家と同じレベルではいけないわけですよね。責任のある立場を経験した人ほど西野支持だと思います。
2018/07/09 11:34 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
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