大事なのは、老後じゃなくて そのちょっと前
|
2019/08/29(Thu)
|
先日、国から年金財政検証の結果が示されました。これは5年に一度公的年金の長期見通しを試算したものです。
年金いくらもらえそうか? っていう大事なものです。 リタイアラーに限りませんが、これはこの先の人生を展望する上でチェックしておくべきことなので記事にしておきます。 それによると、30年後には標準的なモデルケースで年金受給額が2割程度減少するとの結論に至っています。 世代や経済成長率によって減少率に差はあるようですが、わたしとしては大体想定通り。 最近はこういうネタはマスコミ様が煽りたてることもあって、世間の反応は悲観一色。 受給開始年齢も現在の65歳からもっと先に延ばされるだろうとか、70歳もあるだろうとか。。 そうです。 多くの人は70歳から先のこと、つまり人生終盤の生活について大きな心配をしているのです。 下手したら20代の若者が老後の心配だとか。。 ここでわたしが突っこみたいこと。 クローズアップするタイミングが違う! 生きてはいるだろうけど、楽しく生きられない時期のカネの心配はあまりしなくていいと思います。 わたしは90歳までの収支を見込んだ資産のシミュレーションをしていますが、70歳以降、特に80歳以降の生活費は特に小さく見積もっています。 生きているかどうかもわからない、少なくとも何かしら健康を損なっているであろう時期のために、大きなカネを準備しておくわけがないと考えるからです。 70歳以降は風雨をしのげる家に住めて、腹八分目の食事ができる生活レベルで十分と思っています。 衣・食・住を満たすと言いますが、衣なんかは底辺レベルでかまいませんね。 多くの人は人生最後の最後まで今と同じ生活レベルを保ちたいと考えているから、将来が不安になるのではないでしょうか? 一定ではなくて、人生どこで我慢してどこで楽しむか?ここが大事。 そこんところある程度メリハリをつけることで、無用な不安をなくして人生の充実度を上げていきたいと思っています。 楽しくない時のために、楽しめる時期を犠牲にすることの方をもっと心配すべきだと思っています。 |
![]() |
コメント |
- -
> 多くの人は人生最後の最後まで今と同じ生活レベルを保ちたい こういうのは、大いなる錯覚なんだと思います。 人間って、結局、今の延長でしか未来を考えられないのだと思います。 80、90歳の自分を、今の自分から、ちょっと体力と筋力が低下した姿で想像する。 だから、80、90歳で今と同じくらいの生活レベルを保てるようにしたい。 そう考えてしまうのだと思います。
2019/09/08 20:11 | URL | 見知らぬ男 #HuBhO90w[ 編集]
- Re: タイトルなし -
見知らぬ男さん > > 多くの人は人生最後の最後まで今と同じ生活レベルを保ちたい > こういうのは、大いなる錯覚なんだと思います。 > 人間って、結局、今の延長でしか未来を考えられないのだと思います。 > 80、90歳の自分を、今の自分から、ちょっと体力と筋力が低下した姿で想像する。 > だから、80、90歳で今と同じくらいの生活レベルを保てるようにしたい。 > そう考えてしまうのだと思います。 その通りだと思います。 楽しめる年齢と楽しめない年齢。ここはちゃんと分けといた方がいいと思いますね。
2019/09/11 22:20 | URL | かぴばらM #-[ 編集]
![]() |
コメントの投稿 |
![]() |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://891116.blog.fc2.com/tb.php/363-80c1f8a6 ![]() |
| メイン |
|